ミュージカル「アメリ」観劇

6月10日(日)ミュージカル「アメリ」前楽を観劇。

観たのはちょっと前だけど、ふとした瞬間に思い出す、心のどこかに残ってるので、感想を誰かに聞いて?ほしいのです。

※ネタバレします〜!!!※一回しか見てないので、記憶が曖昧です!!!!※私個人のどうでもいい恋愛事情がでてきます〜!!!!!

 

もともと渡辺麻友さんのファンです。卒業後初主演が日本初上演のミュージカルという事で、行くしかないと思いFC先行でチケットをゲットしました。だって、主演だし果たし状受けちゃったし…なによりまゆゆだし………。相手役もっくん?!?!みるしかないじゃん???

 

舞台は2.5にハマって1年程というニワカ勢。お財布と相談して絶対観たいやつは意地でも観に行くスタイルでここまでやってます。

 

さて、長々と書いてここから本題。

席は前の方、上手側。

プロジェクトマッピング的なの、なんも見えねぇ…

ここまでセンブロに座りたいと思った公演はない。(嘘。毎回思ってる。)ミニアメリの歌めちゃくちゃうまい…やばい…でも、映像も見たい…いきなり悲しいポイント貯まってました。こればっかりはしょうがない…。

でも、ほんと初めからミニアメリとばしてて笑いました。(周りが笑っていなかったので、心の中で笑いました。)金魚にクジラて…すき…。そしてクジラ(という名前の金魚)が擬人化され、より頭の中はクエスチョンマークでいっぱいでした。ツイッターアメリ好きな人と合わない人と分かれるって書いてあったんで、ちょっと不安だったのですが、私はこの謎な空間好きです。もっと見たい。

 

ママが教えてくれたゼノンのパラドックスの話は哲学すぎて考えるのをやめました。だって、対岸に着いたらそこと船はくっつくじゃん…?哲学はダメだ、わっかんね。次。

 

アメリが大きくなって、舞台は1997年のモンマルトルへ!

えっ?!?わたしうまれた?!?!(97年生まれ)原作ってそんな最近の話なの?!?!と軽くびっくりしていました。原作のことぐらいちょっと調べようね、私。

 

97年のモンマルトル、思春期から抜けきれない21の女には刺激が強い。

 

え、どうしようなんかめっちゃ営み始まってる?!モンマルトルやばくない?!え、まっ、待って、イッちゃうカップルが15組?!何歌ってんだやめろアメリ!!!!!!!!!!!!

 

ところどころでエロティック?なのですが、なるほどこれがロマンティックラブコメディ…とか思いながら見てました。私ももうハタチだし、大人な世界踏み入れてもいい、大丈夫、いける。次行こう。

 

このミュージカルで1番思い出すのは、やっぱりアメリとニノの関係とか、2人のシーンです。心臓の音なのかな?ブンババと流れるミュージック、好きでした。だってもうそれで運命の出会い感漂ってるじゃん…そういうのアタシ大好きなの…それからブンババ流れるたびにトキめいてました。私もブンババしたい。混ざりたい…。

 

妄想の世界に入り込んじゃうアメリにとって、ニノと出会って感じた気持ちは3次元で得るはじめてのものだったのかな。ニノのアルバムを拾った時、返さないとって気持ちと返したらもう会えなくなるって思う気持ちがアメリの中にいるんですよね。それがめっちゃ分かる〜〜って思いながらみてました。

 

突然関係ない私の話になるんですけど、私、年齢=彼氏いない歴なんですね。でも恋したことはあります。中学は2年間同じ人の事一途に好きで、卒業式の日にファミリーパックのチョコ一袋(セレクトがもうダメ…)あげるだけで心臓バクバクでした。(告白はしてない)高校に入ってからまた別の人を好きになって、3年間告白もせずにずーっと想ってるだけでした。告白しないのかって友人に言われたことあるんですけど、そんなもんできるわけないですよね。告白した瞬間、今までの関係とかそういうのが全部なくなる気がして、それがすごく怖いんです。

 

今回アメリみてて、数少ない私の恋愛事情とリンクしちゃって…もうなんかニノが働いてる大人向けのお店のシーンで泣いてました。(全然泣くところじゃない)アメリがニノにアルバム返そうとお店まで行くんですけど、直前でやめちゃう…自分が来た証拠だけでも残す…やばい、泣く…これは泣く…

 

ここからアメリはニノに「私を探して」(意訳)って手紙だしたりするんですね。もう、会いたくないけど、探してほしいって何?めんどくさい女か?????でも、そこが好き……。ニノもアメリ(アルバムも)を探すんです。え、何、そういう展開ほんと…ほんと好きです…

 

もだもだしながら、でも確実にニノはアメリを見つけていく…あっ…ダメです…そういうのに弱いんです…

アメリが働いてるカフェ?にニノが来て、アメリを見つけたシーンも涙ぼろぼろだったし、アメリが違いますとか言って逃げたのとか共感でしかなくて余計に涙が出てしんどかったです。

いや、もうね、カフェで働いてる他のキャラクターもアメリのこと大事にしてくれてて、ニノに対してアメリのこと大事にできるか問うんですね。(ここのミュージックも最高だった。もう一回見たい。)ニノは分からない、名前も分からないけど、でも、彼女が好きなんだって…(息が詰まって喋れない絵文字)あ〜〜〜〜もう、恋したい!!!!!!!!!!!私も恋、したい!!!!!!!!!!!!

 

ニノがアメリの住むアパートまで来たシーン。来ないでってアメリがニノを拒絶する。ここでゼノンのパラドックス…私が理解を放棄した話が大事なキーになってたなんて………近づいても2つのものはくっつく事がない、くっつく事が出来ない……半分までしかいけない……だから近づいてほしくない……でも離れてほしくない……ここのアメリのニノのミュージック最高すぎました。泣くしかなかった。もう一回見たい。

 

ここでまた関係ない私の話なんですけど、今年に入って好きだった人にフラれたんですよね。バレンタインにチョコあげて、告白じゃないけど、「本命だからね」って言って。私の中の精一杯の勇気出して言ったんですよ。今までの関係が壊れてしまう恐怖があったんですけど、次に進みたいっていう気持ちもあって、覚悟を決めて言いました。相手も「ありがとう、嬉しい」って言ってくれたんですけど、それ以来連絡来なくなって、ああフラれたんだなって勝手に思ってます。今でも彼がたまに夢に出てきて私にむけて笑ってるんですよね。未練たらたらです。

こんな経験してたので、自分の気持ちとリンクするアメリの恋が成就してほしかったんです。多分自分自身をアメリに重ねてました。アルバムを返す事で繋がるきっかけが無くなってしまうかもしれない恐怖。それでも自分を見つけてほしくて行動したこと。ニノと会う覚悟を決めて、自分が働くカフェで待ち合わせた勇気。それでも昔学んだゼノンのパラドックスで近づいてもくっつく事は出来ないという悲しみ。

共感できる感情を持つアメリの恋が成就した事で、私のあの恋が昇華された気がしました。最後はずっと、あ〜〜〜〜恋してぇな〜〜〜〜!!!!!!って気持ちでした。晴れ晴れしてるじゃないか。

 

初めはまゆゆともっくんねらいでチケットを取った作品だったのですが、この作品に出会えてよかったなとしみじみ思います。ブロードウェイとか映画もあるようですが、私はまた渡辺麻友さんと太田基裕さんのアメリとニノをみたいなぁと思います。(円盤化しないそうなので、もう一度だけでも上演してほしい!)(それがダメなら、せめて日本語版のCDほしい!!!)

 

アメリとニノ以外にも魅力的なキャラクターがたくさんでした。カフェの仕事仲間やお客、絵描きのおじいさん?、パパ、ママ、ノーム像?、盲目のおじさん?、アメリの妄想の世界に出て来る人……キャラクターがたくさん出て来るけど、数人のキャストで回してることもすごいなぁと思いながら見てました。なによりそれぞれのミュージック最高!!!あ〜〜もう一回聞きたい!

 

YouTubeにあがっているゲネプロの映像で毎日日本語版のミュージックを摂取してます。興味がでたら是非。オススメはエンタステージのやつです。

 

では!

 

おわり